0985-89-2930
受付時間:9:00~17:00 ※土日祝日除く

コンクリート改質・保護材

Concrete

Sクリート工法コンクリート構造物保護塗装

国土交通省NETIS登録番号
KT-160122-A
技術名称
Sクリート工法

Sクリート工法の概要

Sクリート工法は、Sクリートアップ(珪酸塩系)とSクリートガード(シラン・シロキサン系)という2種類の表面含浸材を重ね塗りし、両方の効果を最大化する複合工法です。コンクリート内側を改質・強化し遮水層および撥水層を形成し、ひび割れの発生や拡大を抑制。さらに、コンクリート表層の撥水効果・塩化物イオン等の侵入抑制効果により、コンクリート構造物の耐久性を向上させ建物の超寿命化に貢献します。

Sクリート工法の特徴

Sクリート工法は表面含浸工法ですので、少ない工程で短期間にて施工でき、また経年後の再施工も容易であるというメリットがあります。また、施工手順は非常に簡便で、特殊な器具や設備を必要とせず、現場環境を問わず適用可能です。

Sクリート工法施工実績

Sクリート工法 試験施工 10年経過後の遮水状況

写真の左側にSクリートアップとガードを塗布、右側は未施工です。海沿いの住宅の擁壁で、塩害の影響が大きいですが、塗布面に関して未だ遮水効果があり、クラック・爆裂などの劣化がありません。

試験施工(平成18年撮影)
10年経過後(平成28年撮影)

Sクリートカラーシラン・シロキサン系
打ち放し用防水塗料

Sクリートカラーの概要

Sクリートカラー(シラン・シロキサン系防水塗料)はコンクリート打ち放し向けの半透明色調整材です。耐候性・退色性・施工性に優れ、コンクリート打ち放しの風合いを損なわず、補修跡などの色違いを自然な風合いで色調整できます。浸透性超撥水剤のSクリートガードと同素材で形成されているため、防水性能に優れています。

Sクリートカラーの特徴

自然な外観
Sクリートカラーは無機質なため、塗布後の表面はとても自然な風合いに仕上がります。経年劣化した古いコンクリートにSクリートカラーを塗布するとコンクリートの表面がよみがえり、新築同様の仕上がり感になります。
色合わせ
Sクリートカラーは施工性に優れ、自然な風合いでコンクリートの表面の色調整が可能です。Sクリートカラーは平均的な薄目のコンクリート色に調色されています。現場での微妙な色調整は専用液体無機顔料(別売り 黒・黄・白)にて調色してください。
中性化抑制
中性化とは炭酸ガス(大気中の二酸化炭素)がコンクリートの成分と反応し、pHを低下させる現象。経年変化に伴い進行します。コンクリート表面が中性化すると、藻やカビ等の菌類が繁殖しやすくなり、劣化が早まります。Sクリートカラーはこれらの劣化現象からコンクリートを保護します。
クラック抑制
Sクリートカラーのプライマーとして、浸透性コンクリート改質材「Sクリートアップ」を事前に塗布すると、Sクリートアップの成分がセメント成分と反応し、科学的に安定した珪酸カルシウムを生成します。この珪酸カルシウムは不溶性のエトリンガイドとしてコンクリート躯体の改質とクラック防止に貢献します。
防水
浸透性コンクリート改質材「Sクリートアップ」およびSクリートカラーとの組み合わせにより防水効果が高まり、構造物の長寿命化を実現します。
凍害・塩害抑制
Sクリートカラーのプイライマーとして浸透性コンクリート改質材「Sクリートアップ」を事前に塗布すると、凍害や塩害等といった劣化原因から長期間にわたりコンクリート躯体を強固に保護します。

Sクリートカラー施工実績

コンクリート打ち放し再生・保護補修工事
施工前
クラックが発生
施工後
クラックはきれいに補修されています

パンフレットダウンロード