Concrete
Sクリート工法は、Sクリートアップ(珪酸塩系)とSクリートガード(シラン・シロキサン系)という2種類の表面含浸材を重ね塗りし、両方の効果を最大化する複合工法です。コンクリート内側を改質・強化し遮水層および撥水層を形成し、ひび割れの発生や拡大を抑制。さらに、コンクリート表層の撥水効果・塩化物イオン等の侵入抑制効果により、コンクリート構造物の耐久性を向上させ建物の超寿命化に貢献します。
Sクリート工法は表面含浸工法ですので、少ない工程で短期間にて施工でき、また経年後の再施工も容易であるというメリットがあります。また、施工手順は非常に簡便で、特殊な器具や設備を必要とせず、現場環境を問わず適用可能です。
写真の左側にSクリートアップとガードを塗布、右側は未施工です。海沿いの住宅の擁壁で、塩害の影響が大きいですが、塗布面に関して未だ遮水効果があり、クラック・爆裂などの劣化がありません。
Sクリートカラー(シラン・シロキサン系防水塗料)はコンクリート打ち放し向けの半透明色調整材です。耐候性・退色性・施工性に優れ、コンクリート打ち放しの風合いを損なわず、補修跡などの色違いを自然な風合いで色調整できます。浸透性超撥水剤のSクリートガードと同素材で形成されているため、防水性能に優れています。